早く上達させたいならセンス問われるのは教える側な回
今回は、センスって何かなぁとふと思ったのでそれについて書きたいと思います。
僕は競泳を専門種目として取り組んでいます。競泳は決められた距離を決められたルールの中でいかに速く泳ぐかという種目なので、選手はどうしたら速く泳げるかを考えながら練習しています。全選手がそうしているにも関わらず速さは当たり前のように異なります。
その速さが違う理由の説明で僕がよく使う言葉がセンスです。ほとんどの人がそのように言ったら折り合いをつけて納得してくれるので特に考えもしませんでしたが、センスってなんなのでしょうか。
少しだけ考えて出した結論としては、“こうしたら事態は改善するんじゃないかって勘”です。
競泳であればこの勘があるひとほど、「自分が速く泳ぐのを妨害しているのはこれだろう」となるのでじゃんじゃん速くなるわけです。
センスの正体が分かったところで別にセンスがある人には勝てないから知ったところで意味ない気がしますがそんなことはありません。
気持ちの面で大いに意味があります。
例えば、自分がセンスのかけらもない掃除を任されたとして、センスのかけらもないので自分の中でやれるだけやったのに文句を言われたとしましょう。
センスの正体が分からない状態では、自分のセンスのなさに絶望し依頼人を逆恨みする事しかできなかったはずです。
しかし正体がわかった今であれば、自分に任せる時点で依頼人も人を見るセンスがないんだと同情する余裕が出てきます。
この2つでどちらの方が心が楽かは言うまでもありません。センスの正体を知るのも意味があったと思いませんか。
ここまでセンスに関して書いてきましたがいかがでしたでしょうか。僕は書きながら指導者にはなりたくないなと思っていました。僕みたいなしょーもない生徒がいる可能性があると思うと辛過ぎますから。
最後に今日の一曲
BENNIE K 『Dreamland』
10年前ぐらいの曲を聴くのが少し僕の中でブームなだけです。1年に何度かこのブームくるんですよね。まぁどーでもいいですけど。
最後まで読んでいただきありがとうございました。